日本の財政破綻は如何にして起きるか

執筆者:小幡績 2011年3月1日
エリア: 日本

 金融危機は、政府の財政危機、銀行危機、インフレ危機の3つの形をとる。これはケネス・ロゴフ・ハーバード大学教授の分類法だが、相互排他的ではなく、同時に起こりうるとともに、相互に関連している可能性もある。日本政府の財政危機についての議論が高まっているが、ロゴフ教授の分類法は示唆的で、銀行危機やインフレ危機も視野に含めて議論する必要がある。そこで、本稿では、①日本は財政危機なのか否か、②危機だとすれば破綻する可能性はあるのか、③破綻する場合にはどのようなシナリオとなるのか、について検討したいと思う。

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執筆者プロフィール
小幡績 1967年、千葉県生れ。東京大学経済学部卒業後、大蔵省(現・財務省)に入省し、99年退職。2001年、ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。2003年より現職。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。単著に『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、共著に『ニッポン再建論』(廣済堂新書)などがある。
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