改革派官僚・古賀茂明さんの退職

執筆者:フォーサイト編集部 2011年9月26日

 新聞ではほとんど報じられていないのでご存じない方も多いと思いますが、経済産業省の改革派官僚・古賀茂明さんが本日付で退職します。公務員制度改革を推進するなど、改革派であったがゆえに2年近くまともな仕事を与えられず、枝野幸男経産相に仕事を与えてくれるよう訴えると、大臣の答は「事務方に任せてある」。その事務方は、原発事故に関して大きな瑕疵を抱える事務次官など役所のトップ3を、退職金を上乗せして勇退させたばかり。役所の人事を事務方に任せるというのは、民主党の「政治主導」方針にも明らかに反します。

 9月14日に、英エコノミスト誌は古賀さんに関する「Japan's shame:The good bureaucrat」(http://www.economist.com/blogs/banyan/2011/09/japans-shame)という記事を掲載しました。3.11後に電力政策の改革案を出した古賀さんの行動を高く評価する内容で、「枝野大臣にセンスと勇気があれば、古賀氏を事務次官にするだろう。この国の不幸は、古賀氏のように正しい道に向かって奮闘する人々が登用されず、追放されることだ」と結んでいます。

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