共和党有力者や議員の支持を拡大するロムニー

執筆者:足立正彦 2011年12月26日
エリア: 北米

 元大統領、有力議員、州知事といった共和党有力者らが2012年共和党大統領候補指名獲得争いに出馬している特定の候補に対し支持を表明する動きが最近慌ただしくなってきている。共和党大統領候補指名獲得争いの幕開けとなる来年1月3日のアイオワ州党員集会まで僅か1週間となり、各候補とも党内での支持固めに懸命になっているためである。

 クリスマス休暇直前の今月22日時点での連邦議会の共和党の上院議員、下院議員の共和党大統領候補7名に対する支持状況についてはロムニーに対する支持が他候補を圧倒していることが理解できる(表参照)。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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