トヨタが迫られる「増配」の歴史的意味

執筆者:喜文康隆 2005年3月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

「優良企業が『配当率に固執した安定配当主義を打破し、配当性向主義をとり入れる』……それを株主に対する優遇というのは、会社が挙げた会社の利益を、会社から株主にも分けてあげましょうというような考え方でみているように思われる。私にいわせればカイゼルのものをカイゼルに返すだけである」(谷村裕『株主勘定復活論』)     * 二月三日、二〇〇四年十―十二月期の決算発表の席上で、トヨタ自動車の荒木隆司副社長は「単独決算だけではなく連結決算も考慮したうえで、配当政策を考えたい」と、今三月期の増配を示唆した。 先立つこと三カ月、昨年十一月一日には、奥田碩会長自ら初めて経営説明会に参加して、「(業績の変化に見合って株価があがらないことは)私の疑問でもある」と語り、株価への苛立ちを率直に表明した。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順
back to top