次期米大統領最有力「クリントン前国務長官」を警戒する共和党

足立正彦
執筆者:足立正彦 2013年8月25日
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 バラク・オバマ大統領は合衆国憲法修正第22条(1951年成立)の規定により3選が禁止されているため、2016年大統領選挙は現職大統領が出馬しない「オープン・シート」の大統領選挙となる。従って、次期大統領選挙は民主、共和両党ともに新顔同士の争いとなる。オバマ大統領の任期はまだ残り約3年5カ月もあり、民主、共和両党の大統領候補選出プロセスが本格化するアイオワ州党員集会は2年4カ月も先のことである。だが、最近、2016年大統領選挙への出馬表明すら行なっていないヒラリー・クリントン前国務長官に対する共和党の姿勢に変化が出始めている。

 

 クリントン前国務長官はオバマ大統領の後継を目指す2016年の民主党大統領候補として民主党支持者の間では圧倒的支持を受けている。クリントン氏が民主党大統領候補指名獲得争いへの出馬を決断した場合、党内の大統領候補指名を獲得し、2016年11月には共和党大統領候補も破り、次期大統領に当選できるとの期待感が根強くある。2008年大統領選挙でオバマ氏が米国史上初のアフリカ系として大統領に当選したように、クリントン氏も2016年大統領選挙で女性初の大統領に当選し、アメリカ政治の新たな扉を拓くことへの期待がある。

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執筆者プロフィール
足立正彦
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト。1965年生れ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より現職。米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当する。
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