インテリジェンス・ナウ
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年次報告書を発表する新型テロ組織――イラクの破綻国家化で対米攻撃の危機も

春名幹男
執筆者:春名幹男 2014年6月25日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 中東 北米
 6月23日、バグダッドで会談したケリー米国務長官(左)とイラクのマリキ首相 (C)AFP=時事
6月23日、バグダッドで会談したケリー米国務長官(左)とイラクのマリキ首相 (C)AFP=時事

 イスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」。またたく間に、イラク北部にある第2の都市モスル(人口約145万人、首都バグダッドは約600万人)やフセイン元大統領の生地ティクリットなどを制圧、首都攻撃も懸念される事態となった。

 中央情報局(CIA)などの米情報機関が全く予測できなかった事態で、米国にとって「クリミア」に続く大失態となった。

 オバマ大統領は昨年5月、米国防大学での演説で「世界規模の対テロ戦争」は事実上終了し、米本土攻撃を目指す組織の動向に焦点を当てて注視すると言明した。

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執筆者プロフィール
春名幹男 1946年京都市生れ。国際アナリスト、NPO法人インテリジェンス研究所理事。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒。共同通信社に入社し、大阪社会部、本社外信部、ニューヨーク支局、ワシントン支局を経て93年ワシントン支局長。2004年特別編集委員。07年退社。名古屋大学大学院教授、早稲田大学客員教授を歴任。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル』(新潮文庫)、『米中冷戦と日本』(PHP)、『仮面の日米同盟』(文春新書)などがある。
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