「反社会的勢力」と三菱東京UFJ銀行の深い闇

執筆者:内木場重人 2014年9月2日
エリア: 日本
 平野信行頭取は全国銀行協会の会長も務めている   (C)時事
平野信行頭取は全国銀行協会の会長も務めている   (C)時事

 昨年9月、みずほ銀行が金融庁から業務改善命令を受けた。命令を受けた銀行は最悪の場合、業務停止や銀行免許の取り消しなどもあり得る。金融庁がメガバンクにこの種の命令を出すのは極めて異例のことだった。

 指摘されたのは、暴力団を含む反社会的勢力との取引を把握していながら放置していた、という点。最終的にみずほ銀行は会長、頭取の辞任に追い込まれた。

 その後、金融界は挙げて体質改善を表明し、取り組んできたはずだった。が、目下、三菱東京UFJ銀行で同種の問題が火を噴いている。同種というより、むしろ悪質ではないかとの告発もある。

 

「最強の武闘派暴力団」の関与

 南国のリゾート地、宮崎市の北部丘陵地に「愛和宮崎リゾート」というゴルフクラブがある。18ホールのチャンピオンコースに黒川紀章設計の瀟洒なホテルが隣接しているリゾートゴルフ場だ。

 その約35万坪と、南側に隣接する約11万坪の計46万坪の土地を巡って、現在、東京地裁で2件の民事訴訟が係属中である。うち1件について、8月4日に審理が行われた。

 事案は「所有権移転登記等抹消登記手続請求事件」。登記上の現在の所有者に対し、偽造された書類によって本人の知らない間に違法に移転登記されたものであるからその登記を抹消しろ、すなわち元の所有者に戻せ、という訴訟である。関連して抵当権の抹消も求めている。

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