次々と明らかになる中国食品の驚くべき実態。食料の六〇%を輸入に頼る日本が食品の安全を確保していくには、発想を変える必要がある。 いま、世界各地で中国産の食品・医薬品から生命にかかわる有害物質が検出され、不安が急速に広がっている。 発端となったのは、今年三月、北米で猫や犬が大量に不審死した事件だ。米食品医薬品局(FDA)による検査の結果、ペットフード原料の中国産小麦グルテンに、メラミンが混入していたことが判明。しかも、ペットフードの一部は養豚場、養鶏場に流れ、それを食べた豚や鶏が食肉として流通していた。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン