英サッカーのブランドで日本を狙う米球団経営者たち

執筆者:生島淳 2007年9月号
カテゴリ: スポーツ 国際
エリア: ヨーロッパ 北米

 ここ数年、アメリカのメジャースポーツにおける球団の資産価値は右肩上がりだ。 オーナーの中には、メジャーリーグとバスケットボールなど、複数の球団を所有するというケースも増えてきた。しかし余った資金の投資先がもはやアメリカのスポーツ界には見当たらない状況になり、いま、アメリカの資金が英国はイングランドのサッカーに流れている。 今年の欧州のクラブナンバーワンを決めるチャンピオンズリーグで、準優勝を飾ったのはリバプール。そのオーナーはアメリカ人のトム・ヒックスだ。 ヒックスは一九四六年生まれ。投資会社を設立して成功を収め、その資金をもとに九五年にアイスホッケーのプロリーグ、NHLに所属するダラス・スターズを手に入れた。 そして九八年にはジョージ・W・ブッシュが共同オーナーに名を連ねていたメジャーリーグのテキサス・レンジャーズを約三百億円で買収に成功。ブッシュをミリオネアに仕立てたのはヒックスであり、それだけでなく、二〇〇〇年の大統領選挙ではブッシュの大口のパトロンとしても名を馳せた。 そして今年の二月、ヒックスはNHLのモントリオール・カナディアンズのオーナーであるジョージ・ジレットと共同でリバプールを約四百十億円で買収した。

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執筆者プロフィール
生島淳 1967年生れ。広告代理店勤務を経て93年よりライターとして活躍。著書に『大国アメリカはスポーツで動く』(新潮社)など。
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