目も当てられない低支持率に、メディアの攻撃が追い打ちをかける。だがそれでも保守の政権奪還は容易ではない。[ソウル発]韓国の盧武鉉政権はまだ任期が一年半も残っているのに、レームダック化(権力衰退)がささやかれている(二〇〇七年十二月次期大統領選、〇八年退任)。後に大統領官邸当局は「そんなことは言っていない」と弁明していたが、大統領自身がマスコミ論説委員とのオフレコ懇談会で「政府機関の責任者たちが自分の言うことを聞かない」とか「自分の任期は事実上終わった」などと、レームダックを自認するようなことをしゃべっていたと伝えられている。
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