比ドゥテルテ大統領「北京の休日」で吐露した「反米の原点」

執筆者:竹田いさみ 2016年10月25日
エリア: 北米 アジア
10月20日、北京でフィリピンのドゥテルテ大統領(右)を迎える中国の習近平国家主席 (C)EPA=時事

 フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は中国政府の招きにより、2016年10月18日から21日までの3泊4日の日程で、国賓として中国を訪問した。その後の訪日は2泊3日(10月25~27日)であり、明らかに中国重視の姿勢を見て取ることができるが、北京での日程をよくよく見ると、実質的な滞在期間は2泊3日といっても過言ではない。北京ではスケジュールをぎっしり詰め込むことはせず、ゆったりとした日程を消化した。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
竹田いさみ(たけだいさみ) 獨協大学外国語学部教授。1952年生れ。上智大学大学院国際関係論専攻修了。シドニー大学・ロンドン大学留学。Ph.D.(国際政治史)取得。著書に『移民・難民・援助の政治学』(勁草書房、アジア・太平洋賞受賞)、『物語 オーストラリアの歴史』(中公新書)、『国際テロネットワーク』(講談社現代新書)、『世界史をつくった海賊』(ちくま新書)、『世界を動かす海賊』(ちくま新書)など。
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