逆張りの思考

土木女子ドラマはどうだろう

執筆者:成毛眞 2016年11月24日
タグ: アメリカ 日本
エリア: アジア

 以前は全くと言っていいほど見なかったドラマを、最近はよく見ている。きっかけは前にも書いたようにアメリカで製作されたコロンビアの麻薬王のドラマだったのだが、これがことのほか面白く、それなら日本のドラマも面白いのではないかと考え探していたところ、WOWOWのオリジナルドラマが、原作がしっかりしていて役者もいいという評判を耳にした。早速見てみると、やはり『しんがり~山一證券 最後の聖戦~』『沈まぬ太陽』『空飛ぶタイヤ』などが面白く、職業もののドラマなら地上波でも面白いものをやっているのではないかと気にするようになった今年、『重版出来!』というドラマにはまった。出版社の女性新人編集者が奮闘する物語で、主演の黒木華(はる)さんもストーリーも実に良かった。と思っていたら、今度は石原さとみさん主演で『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』である。これもまた出版業界の話であり、やはり興味深く見ている。

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執筆者プロフィール
成毛眞(なるけまこと) 中央大学卒業後、自動車部品メーカー、株式会社アスキーなどを経て、1986年、マイクロソフト株式会社に入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。2011年、書評サイト「HONZ」を開設。元早稲田大学ビジネススクール客員教授。著書に『面白い本』(岩波新書)、『ビジネスマンへの歌舞伎案内』(NHK出版)、『これが「買い」だ 私のキュレーション術』(新潮社)、『amazon 世界最先端の戦略がわかる』(ダイヤモンド社)、『金のなる人 お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方』(ポプラ社)など多数。(写真©岡倉禎志)。
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