逆張りの思考

ゲームをしない人生なんて

執筆者:成毛眞 2016年12月1日

 しばらくの間、SNSに何も書き込まず、当然のことながら外出もせず自宅に引きこもっていた。引きこもって何をしていたかというと、テレビゲームである。パソコンで行うネットゲームではなく、昔からあるロールプレイングゲームで、その名を『ペルソナ5』という。5と付くくらいだからシリーズ第5作で、私は3と4もやったが、途中で止めてしまっていた。のめり込めなかったのだ。

 しかし5は恐ろしいほどの出来だった。発売から2週間で55万本以上を出荷したというのも頷ける中毒性の高いゲームだ。私はあっという間に150時間くらい費やしてしまった。なので忙しい仕事をもっている人にはおすすめできないかもしれない。しかし、最近暇だという人、年末年始の休みをどう過ごすか特に予定のない人には強くおすすめする。遊ぶにはこのソフトとプレイステーション3か4があればいい。

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執筆者プロフィール
成毛眞(なるけまこと) 中央大学卒業後、自動車部品メーカー、株式会社アスキーなどを経て、1986年、マイクロソフト株式会社に入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。2011年、書評サイト「HONZ」を開設。元早稲田大学ビジネススクール客員教授。著書に『面白い本』(岩波新書)、『ビジネスマンへの歌舞伎案内』(NHK出版)、『これが「買い」だ 私のキュレーション術』(新潮社)、『amazon 世界最先端の戦略がわかる』(ダイヤモンド社)、『金のなる人 お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方』(ポプラ社)など多数。(写真©岡倉禎志)。
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