ドイツでこの1カ月余り行われていた「ジャマイカ連立」に向けた交渉が、11月19日、頓挫した。「ジャマイカ連立」とは、アンゲラ・メルケル首相率いる「キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)」と「自由民主党(FDP)」、「緑の党」の3党による連立であり、それぞれの党のシンボルカラー「黒」「黄」「緑」が、ジャマイカの国旗と同じ色であることからそう言われる。FDPのクリスティアン・リントナー党首は、19日夕刻を交渉の期限としていたが、それまでに合意に至らなかったとして、同日、連立交渉打ち切りを宣言した。その結果、ドイツの政治はがぜん不透明感を増すこととなった。
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