「第一三共」を翻弄:シン兄弟に下った「天罰」

執筆者:緒方麻也 2018年2月16日
エリア: アジア
2008年6月、第一三共によるランバクシー買収を発表するマルビンダー・モハン・シン氏(左)。右は庄田隆・第一三共社長(当時)(C)AFP=時事

 

 インド最大手の病院チェーンで、海外での派手な企業合併・買収(M&A)で知られた「フォルティス・ヘルスケア」のオーナーであるマルビンダー・モハン・シン会長兼社長とシビンダー・モハン・シン副会長の兄弟が、日本の製薬会社大手「第一三共」へのランバクシー・ラボラトリーズ株売却を巡って巨額の賠償を命じられたほか、不正な資金流用疑惑の渦中に追い込まれている。

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執筆者プロフィール
緒方麻也(おがたまや) ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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