ローマ法王が「石油メジャー」首脳を集めて語った「言葉」

岩瀬昇
執筆者:岩瀬昇 2018年6月12日
エリア: 北米 ヨーロッパ
気候問題に熱心に取り組むローマ法王フランシスコ (『フィナンシャル・タイムズ』ホームページより)

 

 池内恵先生の近著『【中東大混迷を解く】シーア派とスンニ派』(新潮選書、2018年5月25日)を読んで、これまでの宗教と社会との関係性に関する理解がイスラム教には当てはまらない、では、キリスト教ではどうなのだろうか、と考えさせられている。

 先週末、ローマ法王が石油業界の幹部を集めて気候変動問題に関する会議を行う、というニュース・ヘッドラインを見たときの筆者のファースト・リアクションは、なぜドナルド・トランプ大統領は呼ばないのだろうか、ということだった。問題の存在を、石油業界の幹部はほぼ全員が認識している。だが、トランプ大統領は違う。「パリ協定」からの離脱を表明し、その後、本件についてどう対応しようとしているのかまったく見えていない。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同) がある。
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