全世界で7000万部、日本だけでも単行本・文庫合わせて累計1000万部の大ベストセラーとなった『ダ・ヴィンチ・コード』(2004年、角川書店)の作者ダン・ブラウン氏が来日した。あれほどの大ベストセラー作家、意外にも、今回が公式には初来日だという。日本では2月に発売された最新作『オリジン』(KADOKAWA)刊行記念として、5月28日に記者会見、翌29日にはファン向けの講演会を開催した。
大ヒット作でお馴染みのハーヴァード大学宗教象徴学教授ロバート・ラングドンが活躍するシリーズ5作目となる本作では、宗教とAI(人工知能)との関係がテーマ。作品の読みどころや解説はもちろん、自らの子供時代まで振り返り、どういう環境で育ったのか、それが今日の数々の小説にどう影響しているのか、そして宗教とAIはどういう相関関係にあるのか、両存できるのか、AIは宗教を凌駕するのか、そして我々人類はどこから来て、どこへ向かうのか――。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン