岩瀬昇のエネルギー通信 (122)

『BP長期展望2019』が予測する「再生エネルギー」の可能性

執筆者:岩瀬昇 2019年2月19日
再生エネについて「BP」の予測は――(「BP」HPより)

 

 2019年2月14日のバレンタインデーの日に、英大手石油会社「BP」が恒例の年次『長期エネルギー展望2019年版(BP Energy Outlook 2019 edition)』(以下『長期展望2019』)を発表した。

 全体で73ページに及ぶもので、読みこなすのには少々時間がかかるものだ。

 と思っていたら、『フィナンシャル・タイムズ』(FT)のAnjli Ravalがさっそく「Oil demand will prove resilient for 20 years, says BP」という記事を、東京時間2019年2月15日午前4時ごろに掲載していた。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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