【月】チリ抗議運動、ウォレン米民主党候補、
   書評、灼熱、エチオピア「ダム建設」

執筆者:フォーサイト編集部 2019年11月18日
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金曜午後から週末にかけて、以下の4本の記事をアップロードしました。

分岐点に立つ「2019年の中南米」(2)チリの抗議運動が投げかけたもの(中南米の部屋・遅野井茂雄さん):チリで今も続く大規模デモ。地下鉄の運賃値上げは、きっかけに過ぎません。背景には、「1%の富裕層が国の富全体の25%以上」を占める歴史的構造的な格差があると言います。

 

ウォレン候補は「左派ポピュリズムの受け皿」か「クリントン氏の二の舞」か(アメリカの部屋・足立正彦さん):ウクライナ疑惑の余波で支持率が落ちているバイデン氏に代わり浮上したウォレン氏、このまま左派ポピュリズムの支持も集めそうですが、逆にリベラル過ぎて反発も集まりそう。まだまだ予断を許さない状況です。

 

ミシェル・マクナマラ 村井理子・訳『黄金州の殺人鬼 凶悪犯を追いつめた執念の捜査録』 評者:東えりか(書評家)(Bookworm):アメリカで50人以上をレイプし、少なくとも13人を殺害、100件以上の強盗を行ったシリアルキラーを追った女性記者の執念のノンフィクションです。10年以上を取材に費やす増したが、書き上げることなく急死、夫と協力者によって出版されました。その犯人像とは……。

 

灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(78)(佐野美和さん):新章です。事実上の離婚状態の道を選んだ藤原あき。独りの生活をどうするか思案している中、ふとした紹介で「資生堂」で仕事を得ることになります。

 

金曜17時には、『トランプ「今日のつぶやき」解説付!』(藤原朝子さん)も更新しています。カリフォルニアの高校で銃乱射事件が起きましたが、トランプ大統領は「銃乱射事件」ではなく「ひどい出来事」とツイート。その心は?

 

そして本日の更新記事は、こちらです。

エチオピア「ルネサンス・ダム」と「インド太平洋戦略」の帰趨(「平和構築」最前線を考える・篠田英朗さん):エチオピアがナイル川で建設を進める、世界最大級の「ルネサンス・ダム」が及ぼす波紋は、アフリカ・中東だけではありません。実は日本の進める「戦略」にも大きな影響を与えるのです。

 

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