【月】マネー、仏「女性ソムリエ」、
   書評、『戦争か平和か』、灼熱、
   中国「監視・管理システム」近代化

執筆者:フォーサイト編集部 2020年3月9日
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金曜午後から左右末にかけて、以下の5本の記事をアップロードしました。

スウェーデン中央銀行「デジタル通貨」はどんな仕組みか(新・マネーの魔術史:未来篇・野口悠紀雄さん):中央銀行がデジタル通貨を発行する――この壮大な実験を、スウェーデンが始めました。これはいったいどのような仕組みになっているのか、丁寧に解説します。

 

仏エリゼ宮「女性ソムリエ」が切り開いた地平と現在(饗宴外交の舞台裏・西川恵さん):フランス大統領官邸「エリゼ宮」のワインセラーを預かる女性ソムリエのビルジニ・ルティスさんを紹介しています。専門学校を卒業後に飛び込んだ当時のソムリエの世界はまだまだ男性優位で、ここまで来る道のりは平坦ではなかったようです。

 

唯川恵『みちづれの猫』 評者:吉川美代子(アナウンサー・京都産業大学客員教授)(Bookworm):主人公の人生に何らかの形で猫が登場する7つの短編で構成された 唯川恵著『みちづれの猫』。評者曰く、「ベタベタの猫愛ものではない」とはいうものの、猫なしでは完結しない物語ばかりだと言います。

 

日米安保「生みの親」元米国務長官の『戦争か平和か』(ブックハンティング・クラシックス・佐瀬昌盛さん):トルーマン政権時に国務長官顧問としてサンフランシスコ条約締結を取りまとめたことで、後に「日米安保の生みの親」と言われたダレス。彼の説く「戦争」と「平和」とは――佐瀬昌盛さんが解説します。

 

灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(91)(佐野美和さん):テレビ出演や資生堂美容部長の仕事で多忙を極めつつ、結局、寿司屋を開業することになったあき。開業のための権利金は親戚から借り、現金払いの仕入れは友人を頼るというその場しのぎ。結局、長続きせずに……。

 

金曜17時には、『トランプ「今日のつぶやき」解説付!』(藤原朝子さん)も更新しています。「コロナウイルスの対応について史上最高の支持率が示された!」と、トランプ大統領。しかし米国では感染者が急増しており、カリフォルニア州に続きニューヨーク州でも非常事態宣言が出されました。トランプ大統領など政権幹部が出席していた集会に感染者がいたことも判明し、騒ぎになっています。

 

そして本日の更新記事はこちらです。

習近平「訪日延期」で強まる中国「監視・管理システム」の近代化(中国・台湾の部屋・野口東秀さん):やや遅きに失した感もあった習近平主席の訪日延期。しかし新型コロナウイルス禍を利用した、社会のあらゆる面での管理強化という壮大な社会実験が始まっているのです。

 

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