史上まれにみる「後味の悪さ」が残った米大統領選だったが、どうやら「ジョー・バイデン勝利」で世の中が動き始めたようだ。
思い起こせば4年前、あれよ、あれよという間に大統領に上り詰めたドナルド・トランプ氏。政治経験が皆無で、過去の発言がまったく参考にならない人物の登場だっただけに、インドウォッチャーとしても印米関係の分析には苦労した記憶がある。
一方、バイデン氏は上院外交委員長や副大統領の要職を務めたベテラン政治家だけに、判断材料は多いかもしれないが、「人権」を掲げ、インドにルーツを持つカマラ・ハリス次期副大統領は、インドに厳しい態度を取る可能性もある。
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