【Analysis】国連の“歴史的”プラスチック汚染対策決議に石油化学産業がほくそ笑む理由

2022年3月20日
タグ: EU 国連
2022年2月28日、ケニア・ナイロビのギギリにある国連環境計画(UNEP)本部で開催された第5回国連環境総会(UNEA-5)の会場で、カナダの活動家で芸術家のベンジャミン・フォン・ウォンがプラスチックごみで作った「turn off the plastic tap」と名付けられた30フィートのモニュメント(REUTERS/Monicah Mwangi)
3月2日、国連環境総会(UNEA)は、プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際枠組みを作ることを決議した。実現すれば“歴史的”とも言える動きだが、プラスチック生産量の削減やリサイクルの推進方法といった具体策は各国に委ねられているなど、まだ紆余曲折が予想される。

[ナイロビ発ロイター]プラスチック汚染に関する法的拘束力を持った初の国際枠組み作成が国連環境総会(UNEA)で採択され、業界のロビイストから環境活動家に到るまで、当事者はただちにこぞって勝利を宣言した。

カテゴリ: 環境・エネルギー
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