トランプの就任100日計画に中東問題は不在
2016年11月25日 22:15
11月21日にトランプ米次期大統領が公開したビデオで、就任直後100日の政策の概要が語られたが、そこには中東政策は含まれなかった。今回のビデオで挙げられた6項目は、TPP破棄、地球温暖化対策の規制の終了、企業への規制緩和、サイバー攻撃への対処、移民のビザ制度の見直し…
この続きは会員登録をすると読むことができます。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン
考えてみると、2020年12月17日は「アラブの春」からちょうど丸10年の、節目の日である。限界まで引き伸ばして待ってもらった締切りを2本、日本語と英語で放り込んで、一息ついてニュースを整理していて気づいた。「アラブの春」は、チュニジアとエジプトで相次いで政権が崩壊…
本日、この後7時30分から、WEB化10周年オンラインセミナー『2020年「石油価格戦争」その後とこれから』で、小泉悠さんと一緒に、岩瀬昇さんのお話を伺う(オンラインで)。その「予習」として、少なくとも私がこれまで岩瀬さんと公開の場で議論してきた記事については振り返っ…
トランプ大統領がノーベル賞候補に挙がっている、という報道がある。ホワイトハウスもそれを認めている。トランプ大統領がノーベル賞を受賞するか? という設問には「分からない」と答えるしかない。ノーベル賞の選考過程を知らないのであるから当然である。選挙と人事に加え…
8月13日にトランプ大統領によって発表され、9月15日にホワイトハウスで調印式が行われる予定の、イスラエル・UAE国交正常化合意だが、そもそもこの合意によって外交的には何が合意されるのだろうか。「中東和平」という単語は、しばしば「パレスチナ問題」とほぼ同一であるか…
イスラエルの外交・安全保障政策の最重要の課題は、イランであるということに、表向きはなっている。イスラエルの外交官も、専門家も、口を揃えて、イランの脅威について同じようなことを言う。しかし、イスラエルの専門家、特に国家の長期的な戦略を考える立場の人たちの発言…
<<池内恵の中東通信に戻る