「根回し巧者」秋葉剛男・NSS局長は「危機管理のプロ」に脱皮できるか
IN-DEPTH【ニュースの深層】
台湾危機が現実味を増すにつれ、注目を集めずにはいられないのが日本の安全保障を担う国家安全保障局(NSS)の対応力だ。
2014年1月、国家安全保障会議(NSC)の事務局として発足したNSSは、谷内正太郎元外務次官、北村滋元内閣情報官と、外務省出身者と警察庁出身者が交互に局長を務めてきた。そして菅政権下の2021年7月にその任を引き継ぎ、岸田政権発足後もこのポストにとどまっているのが、安倍政権から菅政権にかけ、外務次官を戦後最長となる3年5カ月務めた秋葉剛男氏だ。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン