ポイント・アルファ (7)

半導体人材確保のブレークスルーは「設計の民主化」|黒田忠広・東京大学大学院教授(3)

執筆者:関瑶子 2024年2月1日
タグ: AI 半導体
エリア: アジア
半導体産業はすでに一企業、一国の力では歯が立たない。人材は当面、奪い合いになるはずだが、長期的には国際連携が不可欠だろう。研究者の家族の生活や設計方法自体の改革など、ゼロサム・ゲームではない成長環境を作る取組みの中心に日本は立っているべきだ。(聞き手:関瑶子)

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 長野光と関瑶子のビデオクリエイター・ユニットが、現代のキーワードを掘り下げるYouTubeチャンネル「Point Alpha」。今回は、半導体人材の育成など成長環境を構築する指針を、東京大学大学院教授で研究センターd.lab長、技術研究組合RaaS理事長を務める黒田忠広氏に話を聞いた。 ※主な発言を抜粋・編集してあります。

世界が連携しなければ成長しない

──今後、日本の半導体産業が世界でのプレゼンスを高めていくために、産・学・官は、それぞれどのような役割を果たすべきでしょうか。

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執筆者プロフィール
関瑶子(せきようこ) ライター・ビデオクリエイター 早稲田大学大学院創造理工学研究科修士課程修了。素材メーカーの研究開発部門・営業企画部門、市場調査会社、外資系コンサルティング会社を経て独立。You Tubeチャンネル「著者が語る」の運営に参画中。
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