中朝国境の都市、丹東市浪頭で昨年12月31日、厳しい警戒態勢の中で、中朝国境を流れる鴨緑江に新設する橋「中朝(朝中)鴨緑江橋」の着工記念式典がわずか15分間で行われた。この新しい橋の建設は2009年10月に温家宝首相が訪朝した際に最終合意したが、合意から1年2カ月ぶりの着工であった。建設地点をめぐり中朝間で意見調整が難航し、北朝鮮側が周辺道路の整備なども求めたために着工が遅れた。12月31日という年末の着工式は「年を越してはならない」という中朝双方の強い意志の表れであったが、実際の本格的な工事は春からになるという。
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