茶会党運動専門誌「ティーパーティー・レビュー」創刊

執筆者:足立正彦 2011年2月18日
タグ: アメリカ
エリア: 北米

 共和党系保守活動家や共和党政治家らが多数参加する最大の保守派政治イベントであるアメリカ保守同盟(ACU)主催の「保守政治活動会議(CPAC:Conservative Political Action Conference)」の年次会合が、今月10日から3日間の日程でワシントンD.C.のホテルで開催された。そして、この時期に合わせて、ティーパーティー(茶会党)運動専門の月刊誌である「ティーパーティー・レビュー(Tea Party Review)」の創刊号が刊行された。

 同誌の発行者らは何故CPAC年次会合の開催時期に合わせるかたちで同誌を創刊したのかについて、CPAC年次会合は保守派勢力最大の政治イベントであり、茶会党運動の支持基盤である保守派勢力に正に焦点を当てようとしたと明らかにしている。発行者らは同誌について、「茶会党運動のための、茶会党運動による、茶会党運動に関する全米初の専門雑誌」と位置付けている。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top