「ロムニー優位論」の根拠

足立正彦
執筆者:足立正彦 2011年11月28日
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 先月下旬から今月上旬にかけてボストン、ニューヨーク、ワシントンD.C.の各都市を巡り、2012年共和党大統領候補指名獲得争いの展望について共和党、民主党のそれぞれの関係者らと意見交換を行なったが、彼らのほぼ全員が共和党大統領候補の指名を獲得するのはミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事であろうとの見方で一致していた。筆者も米国東部を訪れる前からロムニー優勢との見方をしていたが、ほぼ全員がロムニー優位で一致していた点は少々驚きでもあった。共和、民主両党関係者や米国政治の専門家らがほぼ一致して指摘していた「ロムニー優位論」の根拠について紹介していきたい。

「ロムニー優位論」の根拠の1つとして共和、民主両党関係者らが挙げていたのがロムニーの経験であった。ロムニーは前回の2008年共和党大統領候補指名獲得争いにも出馬しており、今回が2度目の挑戦である。今年8月13日にリック・ペリー・テキサス州知事が共和党大統領候補指名獲得争いに参入し、現在の共和党大統領候補の顔ぶれが揃う中、9月から共和党大統領候補討論会が本格化した。討論会では、州知事経験者としてだけではなく民間セクターでも培われたロムニーの政策に対する理解度、落ち着いた討論パフォーマンスは他候補を大きく引き離しており、その差は歴然である。

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執筆者プロフィール
足立正彦
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト。1965年生れ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より現職。米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当する。
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