進む指導部固め

平井久志
執筆者:平井久志 2012年3月7日
カテゴリ: 国際
エリア: 中国・台湾

 北朝鮮の朝鮮労働党中央委政治局は2月18日、党代表者会を4月中旬に開催するとの決定書を採択した。党政治局決定書は、党代表者会開催の目的を「金正日(キム・ジョンイル)同志の聖なる革命的生涯と不滅の革命業績を千年、万代末永く輝かし、敬愛する金正恩(キム・ジョンウン)同志の周りに堅く団結し主体偉業、先軍革命偉業を最後まで完成させるために朝鮮労働党代表者会を4月中旬に開催する」と言明した。
 党代表者会の開催は金正恩氏が公式に登場した2010年9月の第3回党代表者会以来1年7カ月ぶりだが、北朝鮮が金正恩氏をこの代表者会で党総書記に推戴するのは確実とみられる。金正恩後継体制づくりは北朝鮮がよく標榜する「速度戦」で進んでいる。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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