見えてきた「習近平時代の中国」(上)「18大」へ向け権力闘争が激化

執筆者:藤田洋毅 2012年8月15日
カテゴリ: 国際 金融
エリア: 中国・台湾

「海里(海の中)、大荒れです。10年に1度の恒例の内闘(内ゲバ)に、今回は薄熙来失脚という特大事件まで重なりましたから……」――中国国務院(中央政府)の中堅幹部は、打つ手なしといった表情でこぼした。 「海里」とは、共産党中央や国務院の指導者らの弁公室(複数の秘書を擁する個人執務室)と事務機構が集中する中南海を略した呼称。北京の中心・天安門から北に広がる故宮(旧紫禁城)の西隣、広大な一角を占める。2つの人造湖、中海と南海を由来に名づけられ、明朝時代に宮殿の造営が始まり、清朝から現在の共産党王朝に到るまで、中国の権力中枢の所在地である。

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