タイ進出を加速する中国大型企業群

樋泉克夫
執筆者:樋泉克夫 2005年11月号
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス

 中国大型企業のタイ進出が加速してきた。両国は二〇一〇年の貿易総額五百億ドルを目標に、政府主導で一気に緊密さを増しつつある。 上海汽車は先頃、タイ最大の華人系企業集団CP(チャローン・ポカパン/華字名で正大集団)グループ、欧州車輸入専門ヨントラキットの二社と合弁工場設立で合意した。二年以内に乗用車とミニバンを生産し、アジア太平洋地区向けに出荷する予定。バイク最大手の嘉陵集団、同じくバイクの江門中裕摩托集団もまた、ASEAN(東南アジア諸国連合)やインド、バングラデシュ市場を標的にタイでの生産を開始する。

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執筆者プロフィール
樋泉克夫 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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