【インタビュー】浅野史郎(宮城県知事) 地方から改革を訴える 補助金分配官庁はもういらない

執筆者:堀口晴正 2005年11月号
エリア: 日本

九月二十六日の所信表明演説で小泉首相が挙げた「郵政後」の政策課題は、三位一体改革、政府系金融機関の統廃合、公務員制度改革、の三つだった。しかし、具体的なことは語らずじまい。“改革派”と呼ばれた知事は何を求める? 衆議院選挙の結果は、小泉純一郎首相が改革をさらに加速させることへの大きな期待表明だったといえよう。しかし、大量に議席を確保したところで、それに安住したのでは意味がない。今こそ、郵政民営化以外の“聖域なき構造改革”にも邁進しなければならない。自民党総裁の任期は残り一年をきった。限られた時間の中で何をどう改革すべきか。キャリア官僚を経て宮城県知事を三期務めた浅野史郎氏(五七)に、中央と地方の視点から聞いた。小泉首相は何を改革すべきか――知事は“改革派”と呼ばれてきました。浅野 まったく無名で告示の三日前にポコッと出てきた泡沫候補並みの候補者が、なぜ宮城県知事に選ばれたのか。私が“出生の秘密”と表現しているその理由は、県民の怒りでした。初当選した一九九三年は、六月にゼネコン汚職で仙台市長が逮捕され、その三カ月後に宮城県知事が逮捕された。私はその恥辱を雪ぐためのアンチテーゼとして選ばれたのだと感じてきました。

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