御手洗経団連に出された「重い宿題」

執筆者:喜文康隆 2005年12月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

「交換価値は、一定の関係のもとで生産している人口を想定し、またある種の家族や共同体や国家等々を想定する。すでにあたえられている具体的な生きた全体の抽象的で一面的な関連としてのほかには、どうしても実在のしようがない」(カール・マルクス『経済学批判』)     *「奥田さんと小泉さんは似た者同士ですね」。奥田碩日本経団連会長の後継として、来年五月に御手洗冨士夫キヤノン社長が就任するとマスメディアが報じた十月中旬、ある財界長老がつぶやいた。 この長老は「御手洗新会長」に反対というわけではない。だが御手洗を指名した奥田に、従来の財界的手法とは違うものを感じ取ったのである。意地悪くいうならば、「サプライズ人事」を多発し国民の心を掴みにいく、ポピュリズムの臭い。

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