中国の「環境破壊」が世界に拡げる汚染のリスク

執筆者:山本秀也 2006年1月号
エリア: 中国・台湾

国ぐるみで環境意識のない中国。東北部の河川汚染騒ぎは、彼らが着々と地球にバラ撒き続ける脅威の一端にすぎない。「十月革命の砲声が我々にマルクス・レーニン主義を送ってきた」と毛沢東は厳かに語ったが、十一月十三日の昼下がり、中国東北部の工業都市を揺るがした化学プラントの大爆発は、河川を伝ってロシア極東にまで環境汚染をもたらす結果となった。高い経済成長目標の達成と引き換えに進む中国の環境破壊が、国境を越え近隣に脅威をもたらす事実がここにある。日本を含む周辺国は、中国の環境問題に、より厳格な監視の目を向けるべきだ。

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