インドネシア「新政権」の行方(下)「働く内閣」は働けるか

川村晃一

 インドネシア共和国第7代大統領に就任したジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)が閣僚の顔ぶれを発表したのは、就任から1週間経った10月26日であった。当初は9月中にもと言われていたが大幅にずれ込み、就任式翌日の発表という予定も直前に延期されるなど、閣僚の選任はギリギリまで調整が続けられた。

 しかも、発表された新内閣の陣容は、専門性にもとづいた人材の登用というよりも、さまざまな利害を調整した結果が如実に表れていたため、国民からは失望する声も聞かれた。国民の高い期待を背負って発足したジョコウィ内閣は、早速成果を出すことを求められている。

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執筆者プロフィール
川村晃一 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所 地域研究センター副主任研究員。1970年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、ジョージ・ワシントン大学大学院国際関係学研究科修了。1996年アジア経済研究所入所。2002年から04年までインドネシア国立ガジャマダ大学アジア太平洋研究センター客員研究員。主な著作に、『2009年インドネシアの選挙-ユドヨノ再選の背景と第2期政権の展望』(アジア経済研究所、共編著)、『インドネシア総選挙と新政権-メガワティからユドヨノへ』(明石書店、共編著)、『東南アジアの比較政治学』(アジア経済研究所、共著)、『新興民主主義大国インドネシア-ユドヨノ政権の10年とジョコウィ大統領の誕生』(アジア経済研究所、編著)などがある。
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