饗宴外交の舞台裏
饗宴外交の舞台裏(115)

G8首脳夫人をもてなした独“ファーストハズバンド”

西川恵
執筆者:西川恵 2007年8月号
カテゴリ: 国際
エリア: ヨーロッパ

 ドイツ北部の保養地ハイリゲンダムで六月六日から八日まで主要国首脳会議(G8)が開かれ、初日、議長国ドイツのメルケル首相夫妻が主催する歓迎夕食会がもたれた。 首脳会議の前夜祭でもある夕食会は、八カ国首脳夫妻が親睦を深める社交の場である。会場となったハイリゲンダムから南に二十キロのところにある地方領主の館には、ドレスに身を包んだ夫人とタキシード姿の首脳たちが次々と降り立った。 外交デビューとなったサルコジ仏大統領の妻、セシリア夫人は元モデル。銀色のスパンコールをちりばめた黒いカクテルドレス姿で登場し、ひときわ目を引いた。 〈料理〉 フォアポンメルン地方の野生の香草サラダ、メクレンブルクの菜種油ドレッシングに新鮮なカワエビを添えて 地元ミューリッツ湖で獲れたスズキのフィレのソテー、とろ火で煮たキュウリを下敷きに、エストラゴンとリースリングのソースで 地元で獲れた野生の若いイノシシの背肉、キャベツとジャガイモを添え、二種の胡椒ソースで 新鮮なイチゴのバニラアイスクリーム添え、あるいは地元または世界のチーズをお好みで 〈飲物〉 イーリンガー・ヴィンクラー ベルク・グラブルグンダー2005年(独ヘーガー社)=白

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
西川恵
西川恵 毎日新聞客員編集委員。1947年長崎県生れ。テヘラン、パリ、ローマの各支局長、外信部長、論説委員を経て、今年3月まで専門編集委員。著書に『エリゼ宮の食卓』(新潮社、サントリー学芸賞)、本誌連載から生れた『ワインと外交』(新潮新書)、『国際政治のゼロ年代』(毎日新聞社)、訳書に『超大国アメリカの文化力』(岩波書店、共訳)などがある。2009年、フランス国家功労勲章シュヴァリエ受章。本誌連載に加筆した最新刊『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』(世界文化社)が発売中。
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順