【インタビュー】エリック・シュローサー(ジャーナリスト) ファストフードの時代は終わろうとしている

執筆者:フォーサイト編集部 2002年1月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

マクドナルドに代表されるファストフード・チェーンが世界を席巻している。しかし、店舗単位での売り上げは減少し、投資家も将来性を疑い始めている。 アメリカでは、成人の四人に一人が毎日ファストフード店で食事をするという。ファストフードの代表格ともいえるマクドナルドは百二十一カ国に約三万店舗を広げ、総売り上げ四百億ドルを誇る世界最大規模のレストランチェーンとなった。一九七一年にマクドナルドの一号店ができた日本にも全国各地に三千七百店舗が存在し、いまや日本はアメリカに次ぐ世界第二のファストフード消費国となっている。 だが、十八カ国で翻訳出版されベストセラーとなっている『ファスト・フード・ネイション(邦題=ファストフードが世界を食いつくす)』(草思社刊)の筆者、エリック・シュローサー氏は、“ファストフード帝国”の終焉は近いと見る。その理由は何なのか、話を聞いてみた。食習慣に深く根ざしていない ――ファストフード業界を「大英帝国」に喩えていますね。 シュローサー 世界地図で見ると、その広がりは圧倒的かもしれない。でも、内実を子細に見ると弱さを内包している。そこが似ているのです。ファストフード業界がビジネスのやり方を変えない限り、今後五年から十年の間に、廃業に追い込まれる企業が必ず出てくるでしょうし、マクドナルドも現在のビジネスをそのまま続けられるとは考えられません。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
フォーサイト編集部 フォーサイト編集部です。電子書籍元年とも言われるメディアの激変期に、ウェブメディアとしてスタートすることになりました。 ウェブの世界には、速報性、双方向性など、紙媒体とは違った可能性があり、技術革新とともにその可能性はさらに広がっていくでしょう。 会員の皆様のご意見をお聞きし、お力をお借りしながら、新しいメディアの形を模索していきたいと考えております。 ご意見・ご要望は「お問い合わせフォーム」や編集部ブログ、Twitterなどで常に受け付けております。 お気軽に声をお聞かせください。よろしくお願いいたします。
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順