目指すは「薀蓄オヤジ」

成毛眞
執筆者:成毛眞 2002年1月号
カテゴリ: スポーツ

 趣味としてのスキューバダイビングは十年ほど前からだ。織田裕二・原田知世主演の「彼女が水着にきがえたら」という映画を見ただけで、お気楽にも始めたのだ。映画は若いトレジャーハンターと女性ダイバーのラブロマンス。いわゆるバブル期のホイチョイ物である。 北海道生まれの僕はそれまで、ダイビングどころか海水浴すら数えるくらいしか行ったことがなかった。ましてスキューバなど、ウニ取り漁師の特技ぐらいにしか認識していなかった。暗い北の海、おどろおどろしい装飾の魚、家の高さほどもあるコンブの森、苦しい呼吸のなか、家族のためにがんばるお父さん。「一人前になるまで十年はかかるべさ」。 ところが、映画の中ではどう考えても初心者の二人が暖かそうな真っ青な海の中でマウスピースをはずし、気持ちよさそうにキスまでしているではないか。こりゃ簡単なスポーツだわと、家内と二人でとりあえずダイビングショップにいってみた。もちろん、キスをするためではない。 ダイビングをするには資格が必要だ。この証明書を取るために学科と実地訓練を四日間うけることになる。まず初めは楽チンなプール実習。溺れそうになったらプールの栓を抜けば良いなどと言われながら、それなりにこなした。

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執筆者プロフィール
成毛眞
成毛眞 中央大学卒業後、自動車部品メーカー、株式会社アスキーなどを経て、1986年マイクロソフト株式会社に入社。1991(平成3)年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。さまざまなベンチャー企業の取締役・顧問、早稲田大学客員教授ほか、「おすすめ本」を紹介する「HONZ」代表を務める。著書に『本は10冊同時に読め!』『日本人の9割に英語はいらない』『就活に「日経」はいらない』『大人げない大人になれ!』『ビル・ゲイツとやり合うために仕方なく英語を練習しました。 成毛式「割り切り&手抜き」勉強法』など(写真©岡倉禎志)。
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