【インタビュー】デイビッド・コー(IMFアジア太平洋局局長補) IMFは「西側のやり方」を押しつけてはいない

執筆者:フォーサイト編集部 2002年6月号
エリア: 朝鮮半島

「IMFの経済処方の模範生」と呼ばれる韓国だが、果たして韓国政府とIMFとの間に方針の違いはなかったのか。[ソウル発]ソウルの経済記者の間では、一九九七年を境として、BI、AIという「時代区分」がある。IMF(国際通貨基金)管理前(Before IMF=BI)と後(After IMF=AI)という意味だ。紀元前BCと紀元ADをもじった一種の言葉遊びではあるのだが、実際にIMF体制前と後では、韓国経済は大きく変貌した。韓国が通貨危機から脱出するのをIMFはいかに指導・支援したのか、担当者デイビッド・コー氏に聞いた。――韓国経済の回復をどのように評価しますか。コー 目覚ましい回復であり、驚くべき復活だったともいえるでしょう。短期間に経済成長はプラスに転じ、底をつきかけた外貨準備も過去にないレベルにまで伸びました。ファンダメンタルズは強くなり、国際収支の悪化に対する脆弱性も格段に改善しました。 昨年九月十一日の米同時多発テロ以降、将来への見通しの不透明さから世界的に景気が後退しましたが、そんな中にあっても韓国経済は比較的堅調で、現在再び、他国の先を行く形で復調しつつあります。今年度のGDPの伸びは六%と予測されていますが、これをさらに上回る可能性も指摘されています。

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