「宗教への回帰」が塗りかえた“世界地図”

執筆者:立山良司 2003年9月号
カテゴリ: 国際 文化・歴史

演説で「神」を語る大統領、「アラー、アクバル」を叫ぶテロリスト。世界各地で同時に進む「宗教への回帰」が、国際情勢を読み解く鍵となる。なぜ宗教は政治の場に再び登場したのか――。連載を締め括る特別論文。 三年ぶりに訪れたレバノンの首都ベイルートでは、予想をはるかに上回るスピードで復興が進んでいた。内戦の傷跡はまだあちこちに残っていたが、中心部にはレストランや最先端のモードショップが軒を並べ、人々が食事やショッピングを楽しんでいた。同時に実に多くのモスクや教会が修復され、宗教の存在を強烈にアピールしていた。お洒落なカフェのすぐ近くに、イスラム教シーア派組織で、米国やイスラエルからは「テロ組織」とされているヒズボラの事務所があり、不思議なコントラストを醸し出していた。

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