Linux リナックス

執筆者:岡田浩之 2004年4月号

いまや産業界全体が注目する「フリーなOS」。その意外な開発体制とは――「コンピューターのOS(基本ソフト)に対する関心がここまで高まったのは、ウィンドウズ95の発売以来」。そんな声さえあがるようになってきた。「LINUX」という言葉を見聞きする機会は急増し、関連する非営利団体は林立、リナックスをめぐるニュースも枚挙にいとまがない。「NTTドコモが第三世代携帯電話にリナックスを採用」「富士通が金融機関向けシステムでリナックス路線を強化」「マイクロソフトがリナックス批判の広告戦略を展開」「米SCO社がリナックス採用企業を提訴」「マイクロソフトがSCOを水面下で支援?」…… 今年に入って“敵対勢力”との摩擦ネタはスキャンダル化しつつあるし、NTTドコモの件では新聞の報道内容をドコモ側が認めていないなど、リナックスをめぐる報道や言論までが過熱気味だ。 もちろん、こうしたブームの根にはリナックスの着実な普及と浸透がある。一九九一年に世に出てからしばらくは、リナックスと言えばIT(情報技術)マニアの玩具、フリーソフトウェア信者の御本尊様というイメージが根強かった。 だが米国では九〇年代中頃から、レッドハットに代表されるベンチャー企業がリナックスの商品化や導入・サポートなどのサービスに乗り出している。IBMやオラクルといった大手も九〇年代のうちに対応事業を立ち上げた。

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