ロシア軍が7月13日から20日まで、東部軍管区で「ソ連崩壊後最大規模」(ロシア国防省)の軍事演習を抜き打ちで実施し、プーチン大統領も現地視察した。今回の演習に「中国の脅威」が影を落としているのは間違いないようだ。
抜き打ち演習には、東部軍管区を中心に兵力16万人、戦車1000両、航空機130機、艦船70隻が参加。東部軍管区の兵力は16万人以下で、中部軍管区からも動員されたようだ。近年の軍事費増や兵器の更新を受けて、軍の機動力や作戦遂行能力、緊急展開能力などをチェックする狙いがある。サハリン州とチタで演習を視察したプーチン大統領は「任務は完遂され、申し分ない」と評価した。
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