北朝鮮ミサイル発射:日米首脳が確認した「新たな段階」とは?

林吉永
執筆者:林吉永 2017年3月13日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 朝鮮半島 日本
3月6日、北朝鮮が発射した弾道ミサイル=朝鮮中央通信が7日配信= (c)AFP=時事

 3月6日の北朝鮮ミサイル発射を受けて、「北朝鮮の脅威が『新たな段階』に入ったことを日米首脳が電話協議し確認」との報道が新聞、テレビ、インターネットを賑わした。この突如現れた「新たな段階」について筆者の理解を提起し、ご教示を得たい。

ミサイル技術の進展が「新たな段階」なのか

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、「ミサイル発射は『在日米軍基地を攻撃する部隊』の訓練である」と発表(3月7日)した。このように軍事的脅威は、対象に軍事力行使の意図が加わった時に生ずる。脅威の種類・規模・切迫度、もたらされる被害などの様相は、脅威の変化が常態的であるから、継続的な収集や分析といった情報活動によって確度が高められる。

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執筆者プロフィール
林吉永 はやし・よしなが NPO国際地政学研究所理事、軍事史学者。1942年神奈川県生れ。65年防衛大卒、米国空軍大学留学、航空幕僚監部総務課長などを経て、航空自衛隊北部航空警戒管制団司令、第7航空団司令、幹部候補生学校長を歴任、退官後2007年まで防衛研究所戦史部長。日本戦略研究フォーラム常務理事を経て、2011年9月国際地政学研究所を発起設立。政府調査業務の執筆編集、シンポジウムの企画運営、海外研究所との協同セミナーの企画運営などを行っている。
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