韓国「弾劾列車」の終着駅(中)「ろうそくデモ」「メディア」「検察」に追い詰められた「帝王的大統領」

平井久志
執筆者:平井久志 2017年4月8日
カテゴリ: 国際 政治 社会
エリア: 朝鮮半島
「ろうそくデモ」は朴槿恵大統領を追い詰める大きな力になった (c)AFP=時事

 

 検察は朴槿恵(パク・クネ)前大統領を13の容疑で逮捕した。

 その容疑は(1)サムスン・グループの事実上のオーナーである李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長から298億2535万ウォン(約29億8000万円、約束分を含めると433億2800万ウォン)の賄賂を崔順実(チェ・スンシル)被告が事実上支配する2つの財団、冬季スポーツ英才センターに渡すようにした収賄容疑(2)各財閥など53企業に744億ウォン(約74億4000万円)を拠出するように強要した容疑(3)崔順実被告が所有する複数の会社に業務を依頼するよう現代自動車に強要した職権乱用の容疑(4)政府機密文書47件を、秘書官を通じて崔順実被告へ渡した公務上秘密漏洩容疑(5)朴槿恵政権に批判的な文化人のブラックリストの作成、運営を指示した職権乱用の容疑(6)政府に批判的な映画をつくっているとしてCJグループの李美敬(イ・ミギョン)副会長の辞任強要未遂の強要未遂容疑――など13容疑だ。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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