風の向こう側 (5)

全米プロ「惜敗」松山が秘めていた「妻と子」への想い

執筆者:舩越園子 2017年8月15日
タグ: 日本
エリア: 北米 アジア
優勝したJ・トーマス(右)と同組で一時は単独首位にも躍り出たが……(筆者撮影、以下同)

 

 今季メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」(ノースカロライナ州「クエイルホロークラブ」、8月10~13日)で首位に2打差の4位から逆転勝利を遂げ、メジャー初優勝を挙げた米国の24歳、ジャスティン・トーマスが、優勝会見で、こんな秘話を明かした。

「僕の彼女は今夜7時の便に乗る予定だった。でも、僕は優勝できる予感がしていて、僕の優勝を彼女に見逃してほしくなくて、飛行機の便を変更してくれ、遅らせてくれと頼んだんだ」

カテゴリ: スポーツ
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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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