南アフリカ「ズマ政権」凋落で浮上した「政権交代」の可能性

白戸圭一
執筆者:白戸圭一 2017年8月16日
カテゴリ: 国際 政治 社会
エリア: アフリカ
疑惑まみれのズマ大統領(C)AFP=時事

 

 日本が世界に誇る自動車産業にとって、排ガス浄化触媒であるプラチナは不可欠な資源である。自動車用触媒としての用途はプラチナの総需要の約4割を占めている。

 プラチナは賦存に地域的な偏りがあり、プラチナの7割強は南アフリカ1国で生産されている。自動車産業をリーディング・インダストリーとする日本は、そのプラチナを世界でもっとも輸入している国だ。南アからプラチナを安定的に確保することは日本経済にとって死活的に重要であり、そのためには南アの経済情勢の安定と、経済を安定させるための政治の安定が重要である。

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執筆者プロフィール
白戸圭一 立命館大学国際関係学部教授。1970年生れ。立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。毎日新聞社の外信部、政治部、ヨハネスブルク支局、北米総局(ワシントン)などで勤務した後、三井物産戦略研究所を経て2018年4月より現職。著書に『ルポ 資源大陸アフリカ』(東洋経済新報社、日本ジャーナリスト会議賞受賞)、『日本人のためのアフリカ入門』(ちくま新書)、『ボコ・ハラム イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織』(新潮社)など。京都大学アフリカ地域研究資料センター特任教授、三井物産戦略研究所客員研究員を兼任。
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