南アフリカ「ズマ政権」凋落で浮上した「政権交代」の可能性

白戸圭一
執筆者:白戸圭一 2017年8月16日
カテゴリ: 国際 政治 社会
エリア: アフリカ
疑惑まみれのズマ大統領(C)AFP=時事

 

 日本が世界に誇る自動車産業にとって、排ガス浄化触媒であるプラチナは不可欠な資源である。自動車用触媒としての用途はプラチナの総需要の約4割を占めている。

 プラチナは賦存に地域的な偏りがあり、プラチナの7割強は南アフリカ1国で生産されている。自動車産業をリーディング・インダストリーとする日本は、そのプラチナを世界でもっとも輸入している国だ。南アからプラチナを安定的に確保することは日本経済にとって死活的に重要であり、そのためには南アの経済情勢の安定と、経済を安定させるための政治の安定が重要である。

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執筆者プロフィール
白戸圭一 三井物産戦略研究所国際情報部 欧露・中東・アフリカ室室長。京都大学大学院客員准教授。1970年埼玉県生れ。95年立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。同年毎日新聞社入社。鹿児島支局、福岡総局、外信部を経て、2004年から08年までヨハネスブルク特派員。ワシントン特派員を最後に2014年3月末で退社。著書に『ルポ 資源大陸アフリカ』(東洋経済新報社、日本ジャーナリスト会議賞)、共著に『新生南アフリカと日本』『南アフリカと民主化』(ともに勁草書房)など。最新刊は『ボコ・ハラム イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織』(新潮社)。
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