金融庁「組織大改編」でもいよいよ土俵際「地銀業界」の明日

執筆者:鷲尾香一 2017年8月28日
タグ: 日銀 日本
エリア: アジア
苦渋の表情で経営統合の無期延期について記者会見する(右から)十八銀行の森拓二郎頭取、ふくおかフィナンシャルグループの柴戸隆成社長(C)時事

 

 地方銀行の経営危機が現実味を帯びてきた。

 日本経済新聞は8月16日、2018年3月期第1四半期(2017年4~6月)決算では、地銀・第2地銀のうち82行・グループの半数以上が減益決算となったと報じた。これは同紙独自の集計だが、いずれ金融庁や全国銀行協会により正式な集計が発表されるだろうが、そうなるとさらに大きな注目とともに、危機感を持って受け止められることになるだろう。

カテゴリ: 経済・ビジネス 政治
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執筆者プロフィール
鷲尾香一(わしおこういち) 金融ジャーナリスト。本名は鈴木透。元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。
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