「水爆保有」北朝鮮クライシス(3)韓国世論で高まる「核武装論」

平井久志
執筆者:平井久志 2017年9月14日
訪米した宋永武韓国国防相(右)は8月30日、マティス米国防長官(左)に「戦術核再配備」を要請した、という (C)EPA=時事

 

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は今年5月に政権をスタートさせて以来、北朝鮮との対話を強調してきた。しかし、北朝鮮の8月29日の中距離弾道ミサイル「火星12」の発射、9月3日の6回目の核実験という軍事挑発を受け、対北朝鮮政策の基調を「対話」から「圧迫」に旋回しつつある。

「斬首作戦」の訓練

 米国は「火星12」発射を受けて、米韓合同演習の最後の日であった8月31日午後に、グアムを飛び立ったB1B爆撃機2機と、岩国基地を飛び立ったF35戦闘機を韓国上空に派遣し、江原道で計18発の爆撃投下訓練を行った。この際に韓国空軍のF15K戦闘機もともに飛行訓練を行った。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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