【Exclusive】ロシア軍「対ウクライナ」兵器から大量の西側製部品

2022年8月18日
エリア: 北米 ヨーロッパ
ウクライナが回収したロシア「9M727巡航ミサイル」のコンピュータに搭載されたサイプレス・セミコンダクターのチップ(C)REUTERS
ウクライナが戦場で回収したロシア軍の兵器を英国王立防衛安全保障研究所が調査したところ、27種類の兵器で重要な部分に西側の技術が使われていた。部品の約3分の2は米国に拠点を置く企業のもので、ロシアによるクリミア併合後も技術流出を食い止めることができなかった事実が浮き彫りになった。

 

[ロンドン発(ロイター)]英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)の最新レポートによれば、ウクライナが回収したロシア軍兵器から450種類以上の外国製部品が見つかり、ロシアがウクライナ侵攻の何年も前からアメリカ、ヨーロッパ、アジアの企業が持つ重要な技術を手に入れていたことが裏付けられたという。ウクライナ軍はロシアによる侵攻が始まってから5カ月、戦場で無傷あるいは一部破損したロシア軍の兵器を回収してきた。それらを解体したところ、巡航ミサイルから防空システムまで様々な兵器のうち27種類で重要な部分に西側の技術が使われていたことが分かった。

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