安倍内閣1年間の「停滞」が専任大臣就任で変わるか

執筆者:渥美由喜 2007年10月号
タグ: 日本
エリア: アジア

 安倍改造内閣において、内閣府特命担当大臣(男女共同参画・少子化対策)として、上川陽子衆院議員の入閣が決まった。 せっかくの機会なので今回は、少子化担当大臣について考えてみたい。 遡ること二年前、小泉政権下のサプライズ人事の一つとして、猪口邦子氏が少子化担当大臣になった。「当選一回で閣僚」、「青いドレス」などの話題もあり、猪口大臣の登場は大いに注目された。 それまでも少子化担当大臣はいたが、「専任」という肩書きは猪口氏が初めてであった。 猪口氏の就任後、少子化対策について有識者らが検討する「少子化社会対策推進専門委員会」が組織され、八人の委員の最年少として筆者も末席に名を連ねた。

カテゴリ: 政治
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